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五感と一想

食べる、読む、寝る、考える。

佐木隆三『わたしが出会った殺人者たち』

佐木隆三さんが、亡くなられました。


ちょうど2週間ほど前に「わたしが出会った殺人者たち」を読んだところでした。正直、かなり耄碌した文章だな、と思うところがあり、実兄の「最近は酔っ払いじいさんだった」という言葉になるほどと納得しています。


この人の実録小説でたくさんの事件の背景を知った人も多いでしょうが、一方で二次被害を受けた関係者も多くいたはずです。


時代だったのだなあと、嘆息するばかりです。


【わたしが出会った殺人者たち】

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霜降

霜が降りるなら、気分は冬ですねぇ。


寒さの肌触りが変わりました。


慌ただしくしていたせいで十分に手入れができずに傷んでしまったものを部屋から除けたらこざっぱりとはしたけれど、エネルギーを補わないと、熱が足りない。


明日の朝は分厚い鮭の切り身を焼いて、早い時間に買い出しにでます。


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ジャーナリズム


ジャーナリズムを担う者はいつだって何かしら危険の側にある。

私が新卒で入社した番組制作技術の会社から報道番組のスタッフとして局に派遣される事になった時上司との面談があった。

「自分の身を守るんだよ。報道で死んではいけないんだ。僕は報道局長だった時に部下を1人も死なせなかったのが自慢だ。浅間山荘事件では死んだ局もあったからね。」

スタジオ周りの雑務担当で、そんな危険な場所に出るような機会もないと思いながら貴重な昔話と聞いた。

配属されて行った先には、9ヶ月前に阪神淡路大震災の取材をしたばかりのカメラマンがいた。倒壊した家屋の下に取り残されている人がいるのがわかっているのに、迫ってくる焔から逃げなければならなかったことに苦しんでいた。

半年前に霞ヶ関に向かう途中で地下鉄サリン事件に遭遇し、縮瞳の後遺症を持っているディレクターもいた。

その後、取材ヘリの墜落で亡くなったカメラマンもいる。

どんな仕事をしていても、例えば交通事故で亡くなる人がいるかもしれない。

けれど、例えば石油化学製品を作るプラント従業員が事故防止の基本動作として整理整頓が叩き込まれるように、ジャーナリズムに関わる者の全てに「身を守ること」は叩き込まれる。

ただ、テレビ局にいるのはジャーナリストだけではないのだ。